|
|

ダシャラ 2007年10月12日〜10月21日
皆様お馴染みのお祭り・ダシャラはラーマーヤナという古代叙事詩にのっとり
10日間にわたって行われます。アョディヤ国に生まれたラーマ王子が、王位継承の争いで
国外を放浪すること14年、最終的に悪の代表・ラヴァナを倒したことに由来し、期間中毎日
ラーマーヤナの劇が上演されます。登場人物の中でも良く知られているのはハヌマーン。
最終日には各地・各村の上演用広場に立てられたラヴァナとその弟クンバカルナ、
息子のインドラジット3人の張りぼて像にラーマ王子の放った火の矢があたり、炎上します。
ここで観衆からはやんやの大喝采!!この期間中にインドにお越しの方はぜひ
ナヴラトラ(9日続く夜の意)のラーマーヤナ劇をご覧下さい。炎上シーンは10月5日!!
《オールドデリーではラルキラー前、南デリーではムニルカなどで行われています。》
この10日間は「菜食」期間です。肉や魚を断つのはもちろん、タバコやお酒も控える人が
殆どです。初日のプージャ(お祈り)の際、各家では植木鉢に「大麦」をまき、祭壇の前に
備えます。もちろんダシャラの間、毎朝のプージャでお香をたき、花やお供え物を欠かさず
もみを蒔いた上着鉢には水遣りを欠かしません。すると、ナヴラートラの最終日にはあ〜ら
不思議!もみがびっしりと15センチくらいの苗に育っているのです。信仰心の篤い人が
いる家では特によく育つと言われています。この鉢は最終日のプージャが終わってから
ガンジス河またはその支流(デリーの場合はヤムナ川)に流すか、お寺におさめに行きます。
学校や幼稚園でもダシャラのお休みが5日くらいあって、お休みになる前日には
ラムリーラ劇(ラーマーヤナ)が園児総出演で行われ、子供達は1ヶ月以上前から練習に
励んでいます。
|
|  |  |  |
| 各家庭にある祭壇 | 大麦を蒔いた鉢 | ジョーン=大麦 | 最終日はここまで育つ! |
また、8日目は「カンジャク」という行事もあり、近所の女の子〈処女)を招いて「お膳」を饗し
お小遣いを渡す習慣もあります。「カンジャク」のメニューも決まっていて、チャナ豆を
塩・唐辛子・ダニアで炒めたもの、ご飯、プーリー、ハルワ(粗引きのセモリナ粉をたっぷりの
ギーで炒めて砂糖水を加え、甘くしたもの)が小さなお皿に盛り付けられ、51,101といった
吉祥数のお小遣いと共に渡されます。女の子達は色んなお家を回って、カンジャクの接待に
あずかり、お小遣いを貯められる日でもあるのです。(お年玉感覚ですね)
《8日目は“アシュタミ”と呼ばれています。朝からプージャもあって忙しい日。》
 
左上:プージャの準備をする
パンディットジー(お坊さん)
右上:プージャに使う大皿
赤で描いてあるのは
卍、九元素、オーム、シュリー
三界などを表します。
左 :プージャが終わって。
それぞれの神様に花、お米、
コインやガンジスの聖水など捧げます。 |
|
|

ダシャラ番外編:ベンガル地方のドゥルガ−プージャをデリーで楽しむ方法
デリーでもドゥルガ−プージャが観れるのです!ベンガル地方出身者が多いコロニー、
チットランジャンパーク(GKの近く)に行くと、あちこちにドゥルガ−女神がまつられ、
町中がライトアップされてそれはそれは綺麗です。
まずはカーリー寺院にお参りしてから、各ブロックにあるプージャ会場を回りましょう。
  |
プージャ会場には子供のためのミニミニ遊園地や、飲み物コーナーなどもあります。
でも、お楽しみのひとつはチットランジャンパークのメインマーケット。
この期間は屋台メニューも充実し、ベンガル名物のお菓子や「カティロール」をはじめ、
立ち食いにうってつけのスナックがいろいろあって目移りしてしまいます。
 ドゥルガ−プージャ会場
|
ライトアップされると急に人手が増し、会場に入るのに行列が出来てしまいますし
駐車スペースを探すのも大変なので、少し早めに行かれることをお勧めします。
(18時ごろに現地に着いて、お参りしてからマーケットでベンガル名物を食べて戻るという
パターンだとゆっくり楽しめます。ライトアップされるのは19:00すぎ)
☆(魚カレーなどが美味しいベンガル地方。ベンガルの出身者が多い地域だけあって、ここの
マーケットのお魚はとても新鮮です。エビもカニも、メバルもマナガツオもありますよ〜!
GKに行ったついでにちょっと寄り道して、ご覧になってはいかがでしょうか?)☆
|
|
|

ガンディ・ジャヤンティ 毎年10月02日(木)
国民の祝日・ガンディジーのお誕生日です。この日は「閉店法」により、レストランなどの
飲食関係以外のお店・会社・官公庁はすべてお休みになります。
ガンディジーに因んだ展示をする博物館や、ガンディジャヤンティメーラーという市がたつ所も
あり、全国的にお休みとはいっても行く所は沢山ありますからご安心下さい。
新聞はどのページにもガンディジーの写真やイラストが満載。(右下写真参照)
この機会にガンディジーの伝記や、著作を読んではいかがでしょうか?
オールドデリーのラージガート
(ガンディジーが荼毘に付された場所)
の向かいに博物館もありますので
ぜひご覧下さい。
|
|
|

ディワリ 2007年11月09日
ヒンディ暦(太陰暦)カルティック月の新月の日が
ディーパヴァリ「光のお祭り」です。14年間国外に
追放されていたラーマ王子が、ラヴァナを倒し
アョディヤ国に凱旋をした際に、人々が灯りをともし
出迎えたことに由来するお祭りで、日本のお正月に
匹敵するような一大行事としても知られています。
家々のまわりには素焼きのディヤという容器に
ギーを入れ、綿で芯を作って火をともし、飾ります。
ディヤの灯によって、富と豊穣の女神ラクシュミーを
家に招き入れるのです。
デリーではラクシュミー女神とガネーシャ神への
プージャが行われます。
各家ではディワリのための臨時祭壇が設けられ、(上写真参照)お坊さんや
その家の年長者がプージャ(お祈り)を行います。お供えは果物、お菓子など、
これもその家の出身地によりかなり異なります。パンジャビ出身者の家では
子供達一人一人のためにドゥカン(店)と呼ばれる素焼きの入れ物が準備され、
その中にプラシャード(供物)が入れられてプージャされます。
祭壇に置く小さな屋根のついた素焼きの飾り《ラクシュミー女神とガネーシャ神が
奉られている》(右上写真、丸い大皿の右横のもの)を「ディワリ」と呼びます。
これも毎年新しいものを買い求めますからディワリの前のマーケットはすごい人手!!
プージャが終わったら食事、その後は頃合を見計らってみんなで外に繰り出し
「花火大会」で大騒ぎ!!爆竹を一晩中鳴らすひともいて遅くまで賑わいます。
日本なら安全基準問題で市販が禁じられているような大玉花火まで、
普通に売られているのにはちょっとびっくりします。 |

プージャのあと子供たちが受け取るドゥカン/ディワリの飾りや蝋燭を売る店
この日は日本のお正月と同じで離れて住んでいる子供や親戚が帰省する日でもあり
服、サリー、靴など新調します。また決算期でもあり帳簿はディワリを境に新しくするのが
慣わしです。家の大掃除や壁のペンキ塗り替えもディワリを迎える準備。
家を灯りで飾るのと同じように、心も美しいもの・愛・平和で満たし
欲・怒り・エゴ・執着心を捨て新しい自分に生まれ変わろうと
するのです。(右写真は扉の飾りつけ)
日本の「お年玉」感覚で、お手伝いさん、運転手さん、
ゴミ収集業者や郵便局員さんにもちょっとしたお小遣いを
渡します。使用人がこの時期に里帰りをする場合には
お土産も持たせて…メイドさんにはサリーなど現物支給する
お宅もあります。
|
ディワリは通常4日間の行事です。
初日はDhanteyraで新しい食器や鍋を買いに行く人が多く、
金物やさんが賑わいます。
ディワリギフトとして食器や鍋類も人気の商品。
次の日はNarak Chaturdashi 小ディワリ、
この日は5〜7個ののディヤを灯します。
3日目がディワリ当日。ディワリの日はビジネスは延期、ギャンブル運をためすため、
賭け事をする人もいます。トランプセットがディワリギフトコーナーにあるのもそのため???)
4日目がバイヤドゥージと呼ばれ、女性は兄弟のおでこにティラクをつけ、
甘いものを食べさせ、花を捧げます。
1年で一番楽しい行事・お祭りディワリ。この時期海外からインドに里帰りする
インド人が多いので、国際線も満席になることが多いんですよ!
 
左上:祭壇や玄関に飾るもの 屋根付のディワリと芥子油入りのディヤ
……注:花火の消費に伴い、「花火作りに弱年労働者を多用している」という
問題が毎年この時期浮上します。子供達が花火作りに雇われ、火薬事故の被害に
遭っているのです。近年は「ディワリの花火使用反対運動」も盛んになっています。……
********************************
|
|
|
|

カルワチョート 2007年10月29日
HUSBAND'S DAYとして知られるお祭りはインドやネパールのヒンドゥ教徒の既婚女性が
ご主人の健康、繁栄、そして長寿を願って行うものです。
シャー・ルク・カーンの出てくる映画のシーンでご覧になった方もいらっしゃるかも??
カルワチョートはカルティック月クリシュナチャトゥルティに行われる祭日で、既婚女性は
ご主人、そして子供達の健康、長寿を祈って断食を行います。これも地域によって色々な
やり方がありますが、シヴァとパールヴァティをお祷りする地方もあります。
早朝まだ月が出ている間に沐浴を済ませ、日が昇る前にご主人、息子、孫の健康を願って
プージャをします。シヴァ、パールヴァティ、カルティケ、ガネーシャ、そして主役の「月」を
拝みます。銀のお盆に米、果物などのお供物や、櫛、手鏡、シンドゥール、腕輪等をのせ
断食がとけるまで、おそなえしておきます。
断食の間は水も飲んではいけないのです。夕方になると女性は着飾って
(結婚式の際のサリーを着る人もいる)集会所や一軒の家に集まってカルワチョートに
ちなんだ物語を長老格の女性が話し、それにあわせてお供えものをいれたターリーを
輪になって右回りに回しながらプージャします。
  
左上・中央:ターリーを持って公園に集まった女性達 右上:お供えのターリー
月が顔を出したら、ご主人や息子の足に額づき、お備えのお盆を捧げます。
(お嫁さんたちはお舅さんにも)
また、この日はお嫁さんたちはお姑さんにプレゼントをする日でもあります。サリーや
腕輪などなど…、この日に女性同志でやりとりされるお菓子は直径20センチくらいの
丸い(満月を象徴する)お煎餅のようなもの。砂糖をまぶした甘〜〜いのもあります。
(左下写真・マッティと呼ばれるお菓子/パイみたいにサクサクです。)
  
カルワチョートの2〜3日前から、既婚女性は「メヘンディ(写真右)」で両手に吉祥文様
を描いてもらいます。普段は片手で25ルピーがせいぜいのメヘンディが、「お祝い料金」で
値段急騰し、両手で100、200ルピーになるのもこの頃。
メヘンディワラたちは家族総出での稼ぎ時とあって、見習程度の腕しかない場合も…
上手なメヘンディワラの所は行列が出来ています。
また、カルワチョウトの日に着るサリーやパンジャビスーツにあわせてチュ−リを買う習慣が
あるので、マーケットには臨時チュ−リ売り場がずらりと並び、きらびやか!!(上中央写真)
デリーでは特にパンジャビ出身者の多いコミュニティで盛んに行われるお祭りです。
メヘンディのようすなど見てみたい…という方は、ラジパトナガル、
更にローカル色豊かなカルワチョートのお菓子などに興味のある方は、マルヴィヤナガルへ
足を運んで見て下さい。
|
|
| メヘンディ(へナで手や足に吉祥文様を。) |

メヘンディワラの技術の
見せ所。
上手な人にあたればラッキー |

できあがり。乾いたら
レモンジュース+砂糖を
コットンに浸してぴたぴた。 |

半日ほどたって、乾いたら
はがします。体温でだんだんと
色が濃くなりますよ〜。 |
|
|
|
|