5月〜9月・モンスーン期のお祭り
カヴァル メーラー(2003年 7/14〜7/23)

例年モンスーンの時期(7月後半から8月初旬にかけて)
何百万人という巡礼者がハリドワルに押し寄せます。

この時期の巡礼者たちは「カヴァル」と呼ばれ、
ガンジス河の聖なる水を容器に入れm何百キロも離れた
ガルムクテシュワルにあるシヴァ神を祀るお寺、
またはそれぞれが普段詣でているシヴァ神のお寺に奉納します。
熱心な巡礼者はハリドワルよりさらに源流に近いゴームク氷河や
ガンゴートリ、リシケシュから更に70キロ離れた
デヴプラヤグ(右写真)まで聖なる水を取りに歩いて行くのです。

ガンジス河の水を入れた容器は天秤型になっており、
それぞれの容器を金、銀、サフラン色、赤、黄色などの
華やかな布で飾り、シヴァ神やハヌマーンまたは自分が信じる
神様の写真や絵をつけて巡礼者が肩にかついで運びます。

目的地に着くまでは決して地面に置いてはいけない
というこの容器、要所要所に作られたカヴァルのための休憩所には
容器が地面につかないようにかけておくための場所が設けられて
います。休憩所は自分達がカヴァルに参加できない場合に
個人や村、町がボランティアで設置し、巡礼者たちを接待する物で、
日本でいうとまさにお遍路さんの接待。

裸足で目的地目指して歩くうちに疲れた身を休憩所で休め、
サフラン色の装束を身にまとった巡礼者たちはそれぞれの目的地の
シヴァ寺に着くと、聖なるガンジス河の水を奉納します。
それによって願いがかなうとされているのです。
10年ほど前からカヴァルは特に人気の巡礼方法となり、
ハリドワルとデリーを結ぶ国道はカヴァルが歩きやすいように
車両通行止めになったりするほどです。
カヴァルの時期にハリドワル〜デリー間の移動の予定がある方は
列車や飛行機を利用するのが得策です。

インドならではのお祭り、宗教行事、巡礼方法...
知れば知るほど奥が深くて面白いですね。
ラクシャ・バンダン(ラキのお祭り)
(2003年8月12日)(2004年08月30日)

Rakhi(ラキ)という単語にはそもそも護符とか魔よけという
意味がありますが、7月後半からインドのどこのマーケットに行っても
『ラキ』と呼ばれるひも状の腕輪が所狭しと並べられ、華やかです。

起源には諸説ありますが、その昔『善と悪』が戦い、 
善の代表インドラ神が劣勢になりお寺に詣でて勝利を祈願した際、 
インドラニが手首に木綿糸のブレスレットを結んで送り出したところ、 
勝利を得た…という言い伝えにならって、女性が自分の兄弟の 
無事・平安・健康を願って結ぶもの。 

この日は朝から銀のプレートに花やティッカ(おでこにつけるサフランの 
粉。紅い色)、ラッドゥ(甘くて黄色いお団子状のお菓子)を盛り付け、
女性は兄弟にティッカをつけ、花を捧げ、ラッドゥーを食べさせてから 
右手首にラキを巻きます。 
たいていはお返しに101ルピー,501ルピーといった吉祥数の 
お小遣いやお菓子をもらいます。 

小さな女の子なら「お父さん」にラキを結んでも良いのですが、 
あくまでも女性が男の「兄弟」に対して結ぶものですから、 
夫婦間ではラキを送るのはご法度。 
小さな男の子用にはミッキーマウスやプーさん、ミニカーの飾りが 
ついた物もあって見るだけでも楽しい、ラキのディスプレイ。 
兄弟のためにラキを選ぶ女性達の目は真剣そのもの。 
お値段はシンプルなもので5ルピーくらいから。 

モンスーンの間にはいろんなお祭りがあって、大忙しのインドです。

         カラフルなラキ・ラジパトナガルマーケットにて
 独立記念日(8月15日)前は稼ぎ時!
     カイトワラ:凧屋さん
8月15日はインドの独立記念日。この日は学校も会社もお休みです 前日14日は学校では「独立記念日祝典」が催され、 幼稚園などでは「独立に貢献した偉人たちの格好で来て下さい。」 などとお達しがあり、ガンディージー、ネルー首相、はたまた チャンドラボースなど思い思いのスタイルで通園します。 国家を歌って国旗を掲揚し、子供達はおやつやミニ国旗をもらって 帰って来ます。 独立記念日は大人も子供も「凧あげ」が定番。 特にオールドデリーでは空一杯に凧が上がります。 独立記念日にむけて今一番忙しいのは『凧屋さん』 昔ながらの紙製あり、ビニ―ル製あり、凧糸も喧嘩凧用のガラス粉末を ぬったものやら色がついたものやら各種あり、そのディスプレイの様は まさにインドらしい風景です。     オールドデリーの凧問屋風景はこちらへ この時期インドへお越しの皆様、8月15日は凧上げで楽しみませんか?
ティージ(ブランコ祭)
ラジャスタン州で盛んなお祭り、ティージ。
村一番の大木にブランコを吊るし、女性達が着飾ってブランコに興じます。
このお祭りにあわせてティージ・メラという市もたち、縁日の様相。
プレイスクールなどでもブランコを花で飾り、子供達はメヘンディを
してもらったり、お菓子を貰って帰って来ます。

ジャナマシュタミ
(クリシュナ神の誕生日)
(2004年09月07日)

とても人気のある神様、クリシュナ神。生誕地はアグラの近く
マトゥラだと言われています。子供のころからいたずらで、
牛飼いの女性から取り上げたバターをなめたり
水浴びしている女性の服を隠したり,,,,,,クリシュナにまつわる
エピソードは数々の宗教画の題材として使われています。

長じてはマハーバーラタにも登場する人気者の神様の
お誕生日を祝って各地の寺院でクリシュナとゴピの像や、
ブランコに乗ったベビークリシュナ像が飾られます。

この日1番賑わうのはマトゥラのブリンダーヴァン。
デリーではラクシュミナラヤン寺院内に飾られたクリシュナ神を
拝むために長蛇の列ができますし、
各学校でもクリシュナのエピソードが演じられます。(写真)

クリシュナ神 足元にはバター壷クリシュナ神(左)とゴピ像ベビークリシュナのブランコ